もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 全般的に流行っている病気はほとんどありません。随分少なくなりましたが、咳や鼻水がなく半日〜1日半の発熱だけの夏カゼが続いています。夏カゼの1つである手足口病も見ます。熱はなく咳のカゼが少し増えたように感じます。エアコンは2〜3週毎にフィルターを掃除しましょう。溶連菌感染症や熱だけの病気であるアデノウイルス感染症(目が赤くなればプール熱)、水痘、冬の病気である嘔吐下痢症は少ないながらみられています。麻しん、おたふくかぜ、りんご病は見ていません。
【看護師より】  〜こどもの食中毒について〜
 暑さに伴い、湿気も多いこの時期は食中毒に気をつけましょう!!
 食中毒は、飲食物からの経口感染で、最初は軽い腹痛、下痢があり、個人差はありますが38度くらいの熱がでます。嘔吐下痢症と似ている面がありますが、腹痛が強いのと悪臭の強い下痢(血便が出る事もあり)が続き、家族間で同時に症状がある場合は食中毒の疑いがあります。
 食べ物では生野菜、生肉等に付着しているサルモネラ菌やキャンピロバクター等が原因菌となります。忘れがちなのが、もやしや三つ葉等にも菌が付いている事がありますので、野菜の水洗いも忘れずにしましょう。夏に元気の源になるお肉ですが、しっかり焼いて食べるようにしましょう。また、肉を切った後のまな板はしっかり洗剤で洗い汚れを落とし、熱湯をかけましょう。
 もし食中毒が疑われた場合、便の検査をし、お腹に効く抗生剤、整腸剤が処方されます。お薬を飲んで1〜2日で症状は落ち着きますが、忘れずに飲ませるようにしましょう。下痢の時は油分を控えた食事にし、お腹を休めてあげましょう。人から人への感染は少ないですが、便器を清潔にしたり、お風呂は最後に入らせるようにしましょう。症状が良くならない場合は再診して下さい。当院でも、生肉や生卵が原因で食中毒になられた患者さんがおられました。
【もりニュース】 発達障害児の勉強会に参加
 発達障害児の基本的理解とその支援について、勉強会に参加してきました。発達障害といっても自閉、アスペルガー症候群等様々あります。医療者としてはもちろんですが、病気の正しい知識と周りのサポートが大切であると感じました。関わりにおいて、日本人は「それしたらダメ!」とか言葉を省略してしまいがちだそうです。「それをしたら○○だからダメなんだよ!」と○○の部分を発達障害児に関わらず、子どもにわかりやすくきちんと伝えてあげる事が大切だそうです。待合室に自閉症、アスペルガー症候群についてのわかりやすい本が置いてありますのでご覧下さい。
【受付より】 診察時には忘れずに!
 診察時には、保険証と乳児医療証の提示を引き続きよろしくお願いします。また、同姓同名の方もおられるので診察券の提示もお願いします。
【病時保育室みどりキッズより】 
 最近、子供関連の悲しいニュースをよく耳にします。子ども達が小さな頃からありがとうや感謝の気持ちが感じられるように、保育室でも一日に1回「ありがとう音頭」の曲(婦長さんが民謡で習った)を流すようにしています。何事にも感謝の気持ちが大事だと教えてくれるとってもいい曲です。
「あ〜りがとう。あ〜りがとう♪」